60代におすすめの医療保険ランキング|持病があっても入れる?
60代になると、若い頃とは異なり、病気やケガのリスクが高まるため、医療保険の見直しや加入を検討する方が増えます。しかし、「持病があるから加入できないのではないか」「どのような保険を選べば良いのか分からない」と悩む方も少なくありません。この記事では、60代の方におすすめの医療保険の選び方や、持病があっても加入しやすい保険について、分かりやすく解説します。後半では、具体的な商品例をランキング形式でご紹介し、あなたに最適な保険を見つけるためのお手伝いをします。
60代が医療保険を見直すべき理由とは?
60代は、人生の大きな節目を迎える年代です。定年退職を迎え、収入が減少する方もいれば、健康上の不安を感じ始める方もいるでしょう。このような状況で医療保険を見直すことは、将来の経済的なリスクに備える上で非常に重要です。
1. 病気・ケガのリスクと医療費の増加
一般的に、年齢とともに病気やケガのリスクは高まります。特に60代以降は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の発症率が上昇する傾向にあります。また、加齢による筋力低下や骨密度の低下などから、転倒による骨折なども起こりやすくなります。これらの病気やケガによる入院・手術は、医療費の負担を増加させる可能性があります。生命保険文化センターの「2021(令和3)年度国民生活基礎調査」によると、入院日数は65~74歳で平均17.6日、75歳以上で平均21.7日と、若年層と比較して長くなる傾向があります。それに伴い、医療費も高額になる可能性があります。
2. 公的医療保険制度だけではカバーしきれない自己負担額
日本の公的医療保険制度(健康保険や国民健康保険)には、高額療養費制度があり、1ヶ月の医療費自己負担額には上限が設けられています。しかし、この上限額も所得によっては高額になる場合があります。また、高額療養費制度の対象とならないもの(差額ベッド代、先進医療、一部の治療用装具など)もあり、これらの自己負担額は別途発生します。60代以降は、これらの自己負担額が家計を圧迫するリスクも考慮する必要があります。
3. 定年退職による収入減への備え
定年退職を迎えると、現役時代に比べて収入が減少する方が多くいらっしゃいます。病気やケガで長期入院や手術が必要となった場合、収入が途絶えることで、医療費の支払いが困難になる可能性があります。医療保険は、そのような万が一の事態に備え、経済的な安心を提供する役割を果たします。
60代におすすめの医療保険の選び方
60代の方の医療保険の選び方には、いくつかのポイントがあります。ご自身の状況に合わせて、最適な保険を見つけましょう。
1. 持病があっても加入しやすい「引受緩和型医療保険」を検討する
「持病があるから医療保険には加入できないのでは?」と諦めてしまう必要はありません。近年では、健康状態に不安がある方でも加入しやすい「引受緩和型医療保険(メディカルキットなど)」が増えています。これらの保険は、医師の診査が不要であったり、健康状態に関する告知項目が少なかったりするため、比較的容易に加入できるのが特徴です。
ただし、引受緩和型医療保険は、一般的な医療保険と比較して保険料が割高になる傾向があります。また、加入後すぐに保障が開始されず、一定期間(例えば90日や180日)は病気による入院や手術が保障の対象外となる「不担保期間」が設けられている場合が多い点も留意が必要です。加入を検討する際は、保障内容や不担保期間、保険料などをしっかり比較検討しましょう。
2. 保障内容をシンプルに絞り込む
60代からの医療保険選びでは、必要最低限の保障に絞り込むことが賢明です。例えば、
- 入院給付金:日額いくら受け取るか。日帰り入院から保障されるか。
- 手術給付金:入院や外来での手術に対して、いくら受け取るか。
- 通院給付金:入院前後の通院も保障されるか。
- 先進医療給付金:先進医療を受けた場合に保障されるか。
といった項目を確認しましょう。必要以上に手厚い保障をつけすぎると、保険料が高くなり、家計の負担が増える可能性があります。ご自身の健康状態や、過去の病歴、家族の病歴などを考慮し、本当に必要な保障は何かを検討することが大切です。
3. 「終身型」か「定期型」か
医療保険には、保障が一生涯続く「終身型」と、一定期間(例えば60歳まで、80歳までなど)保障が続く「定期型」があります。60代で加入する場合、
- 終身型:保険料は加入時の年齢で固定されるため、加入が若いうちほど割安になります。保障が一生涯続く安心感があります。
- 定期型:一定期間ごとに保険料が更新されるため、加入時は終身型より保険料が割安な場合があります。しかし、更新時に年齢が上がると保険料も大幅に上がる可能性があります。
60代で新規加入する場合、終身型は保険料が高くなる傾向がありますが、将来的な保険料の変動を気にせずに済むというメリットがあります。定期型は、例えば「80歳まで保障があれば十分」といったニーズには合いますが、更新時の保険料上昇リスクを考慮する必要があります。
4. 貯蓄とのバランスを考える
医療保険に加入する目的は、病気やケガによる経済的なリスクに備えることです。しかし、過度に保険に依存するのではなく、ご自身の貯蓄とのバランスを考えることも重要です。例えば、ある程度の貯蓄があれば、入院時の差額ベッド代や一時的な医療費の自己負担額程度であれば、保険に頼らずに支払えるかもしれません。保険料を抑え、その分を貯蓄に回すという選択肢も考えられます。
60代におすすめの医療保険ランキング(引受緩和型中心)
ここでは、60代の方、特に持病がある方でも加入しやすい引受緩和型医療保険を中心に、おすすめの保険をランキング形式でご紹介します。ただし、保険商品の内容は頻繁に更新されるため、最新の情報は各保険会社のウェブサイト等でご確認ください。
1位:SBIいきいき少額短期保険「SBIいきいき少額短期保険の医療保険」
SBIいきいき少額短期保険の医療保険は、持病や過去の病歴があっても加入しやすい引受緩和型の医療保険です。入院給付金日額や手術給付金などが設定されており、比較的シンプルな保障内容となっています。告知項目も少なく、スピーディーに加入手続きを進められるのが魅力です。
【こんな方におすすめ】
- 持病や既往歴がある方
- 告知項目が少なく、簡単に加入したい方
- 入院や手術に最低限備えたい方
2位:アクサ生命「アクサのネット医療保険」
アクサ生命のネット医療保険は、インターネットで申し込める手軽さが特徴ですが、引受緩和型ではありません。しかし、健康な方であれば、比較的リーズナブルな保険料で充実した保障を得られる可能性があります。入院給付金、手術給付金、通院給付金などがセットになったプランも用意されています。
【こんな方におすすめ】
- 健康に自信があり、保険料を抑えたい方
- インターネットで手軽に申し込みたい方
- 入院・手術・通院まで幅広く保障を確保したい方
※持病がある場合は、別途「アクサの緩和型医療保険」などを検討する必要があります。
3位:チューリッヒ保険「チューリッヒの医療保険」
チューリッヒ保険の医療保険も、インターネットで加入できる商品が多く、手軽さが魅力です。入院給付金や手術給付金などの基本的な保障に加え、先進医療特約などを付加できるプランもあります。引受緩和型の商品も用意されている場合がありますので、確認が必要です。
【こんな方におすすめ】
- インターネットで手軽に保険を探したい方
- 基本的な保障に加えて、先進医療なども検討したい方
- 引受緩和型も視野に入れている方
4位:オリックス生命「医療保険New myセブン」
オリックス生命の「医療保険New myセブン」は、健康な方向けの医療保険ですが、保障内容のカスタマイズ性が高いのが特徴です。入院給付金や手術給付金はもちろん、先進医療や特定疾病の保障なども選択できます。健康なうちに加入しておくことで、将来の安心につながります。
【こんな方におすすめ】
- 健康に自信があり、将来に備えたい方
- 保障内容を細かくカスタマイズしたい方
- 先進医療や特約なども検討したい方
5位:アフラック生命「医療保険EVER(エヴァー)」
アフラック生命の「医療保険EVER(エヴァー)」は、入院給付金、手術給付金、通院給付金などを組み合わせられる商品です。終身型のため、保障が一生涯続きます。健康なうちに加入しておけば、将来の保険料の変動を気にせずに済みます。
【こんな方におすすめ】
- 一生涯の保障を確保したい方
- 入院・手術・通院までカバーしたい方
- 安心感のあるブランドで保険を選びたい方
※注意点:上記はあくまで一例です。引受緩和型保険は、保障内容や保険料が各社で異なります。また、健康状態によっては加入できない場合もあります。必ずご自身の状況に合わせて、複数の保険会社の商品を比較検討してください。また、生命保険文化センターの調査によると、60代の入院時の自己負担額の平均は、1回の入院で約25.3万円(2021年度)となっており、保険でどこまでカバーするかは重要な判断基準となります。
60代で医療保険に加入する際の注意点
60代で医療保険に加入する際には、いくつか注意すべき点があります。後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
1. 保険料の負担をシミュレーションする
60代で医療保険に加入する場合、一般的に保険料は若年層よりも高くなります。特に引受緩和型保険は、健康状態への配慮がある分、保険料が割高になる傾向があります。加入前に、将来にわたって無理なく支払い続けられる保険料なのか、家計の状況と照らし合わせてシミュレーションすることが重要です。年金収入などを考慮し、月々の支出の中で無理のない範囲で保険料を設定しましょう。
2. 不担保期間と保障開始日を確認する
引受緩和型医療保険には、「不担保期間」が設けられていることがほとんどです。これは、保険加入後、一定期間(例えば90日や180日)は病気による入院や手術が保障の対象外となる期間のことです。この期間内に病気で入院・手術をした場合、保険金が支払われません。加入を検討する際は、この不担保期間を必ず確認し、その期間を過ぎてから病気にかかるリスクも考慮して検討しましょう。
3. 告知義務違反に注意する
保険加入の際には、健康状態に関する告知義務があります。持病や既往歴について、正直に告知しないと、後々保険金が支払われなかったり、契約が解除されたりする可能性があります。引受緩和型保険であっても、告知義務はありますので、正確に告知することが大切です。不明な点があれば、保険会社や代理店に確認するようにしましょう。
4. 終身医療保険と定期医療保険のメリット・デメリットを理解する
前述の通り、終身医療保険は保障が一生涯続きますが、保険料は高めになる傾向があります。一方、定期医療保険は、一定期間の保障のため保険料は比較的安価ですが、更新時に保険料が大幅に値上がりするリスクがあります。ご自身のライフプランや、いつまで保障が必要かという考え方によって、どちらが適しているかは異なります。例えば、「80歳までしっかり保障があれば良い」という考えであれば、定期医療保険で保険料を抑えることも選択肢の一つです。生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」によると、60代の加入者の多くが終身型の医療保険に加入している傾向が見られますが、これは将来の医療費への不安や、保険料の固定化を重視するためと考えられます。
5. 相談窓口を賢く利用する
医療保険選びに迷った場合は、保険の専門家やファイナンシャルプランナーに相談するのも良い方法です。ただし、相談する際には、特定の保険会社の商品を強く勧められないか、客観的なアドバイスをしてくれるかなどを注意深く見極める必要があります。複数の相談窓口を利用して、比較検討することも有効です。相談する際は、ご自身の健康状態、家族構成、収入、貯蓄額などを具体的に伝え、どのようなリスクに備えたいのかを明確に伝えることが大切です。
まとめ:60代からの医療保険選びは、将来の安心のために
60代からの医療保険選びは、ご自身の健康状態やライフスタイル、経済状況に合わせて、慎重に行う必要があります。持病がある方でも加入しやすい引受緩和型医療保険の選択肢が増えていることは、大きなメリットと言えるでしょう。保険料の負担、不担保期間、告知義務などをしっかりと理解し、ご自身にとって最適な保険を見つけることが、将来の経済的な安心につながります。
この記事でご紹介した情報やランキングを参考に、ぜひご自身の状況に合った医療保険をご検討ください。迷った際は、専門家への相談も活用しながら、納得のいく保険選びを進めていきましょう。