住宅ローンを返済中に「金利が下がった」「返済負担を減らしたい」という理由で借り換えを検討する人は多くいます。その際に気になるのが 「団信(団体信用生命保険)はどうなるのか?」 という点です。
団信は、万が一のときに残債をゼロにできる大切な保障。借り換えをすると新しい団信に入り直す必要があり、条件や審査も改めて行われます。
ここでは「住宅ローン借り換えと団信の関係」「加入し直しの注意点」「持病がある場合の対応」について徹底解説します。
目次
1. そもそも団信とは?
団信(団体信用生命保険)とは、住宅ローン契約者が死亡または高度障害状態になったときに、生命保険会社が残りのローンを返済してくれる保険のことです。
💡 団信のポイント
- ローン残高がゼロになるので家族に負担が残らない
- 民間銀行の住宅ローンでは団信加入が必須(フラット35は任意)
- 保険料は金利に上乗せされている場合が多い
2. 借り換え時の団信の扱い
住宅ローンを借り換えると、団信も新しいローンに合わせて入り直す必要があります。
- 借り換え先の金融機関が指定する団信に再加入する
- 健康状態に関する告知が必要
- 新たな審査に通らないと団信に加入できない
👉 つまり「借り換え=団信の新規契約」と考えるのが基本です。
3. 借り換えで団信に再加入する際の注意点
借り換え時に最も注意すべきなのは「健康状態の変化」です。
- 借入時は健康だったが、現在は持病がある
- 過去に病気で入院歴がある
- 健康診断で要治療や再検査が出ている
このような場合、団信に加入できない可能性があります。団信に入れなければ、銀行の住宅ローンを利用できないケースがほとんどです。
4. 健康に不安がある人の選択肢
もし健康状態の変化で団信に加入できない場合でも、いくつかの方法があります。
✅ 代替の選択肢
- ワイド団信:高血圧・糖尿病などの持病があっても加入しやすい(ただし金利上乗せあり)
- 団信に加入不要なローン:フラット35など団信が任意の住宅ローンを利用する
- 民間の生命保険で備える:団信代わりに別の保険でカバー
5. 借り換え時の団信保障内容の違い
借り換え先によっては、団信の保障内容が変わることもあります。
- 標準の団信:死亡・高度障害で残債がゼロ
- 3大疾病保障付き団信:がん・急性心筋梗塞・脳卒中も対象
- 8大疾病・就業不能保障付き団信:病気やケガで働けなくなった場合もカバー
👉 借り換えを機に、より手厚い保障に切り替えることも可能です。
6. 借り換え+団信の具体例
仮に 3,000万円・35年ローン を借り換える場合を考えましょう。
現在のローン
金利
1.5%
団信
標準
毎月返済額
約91,000円
借り換え先
金利
0.8%
団信
3大疾病保障付き
毎月返済額
約78,000円
※団信上乗せ0.3%込み
📊 シミュレーション結果
- 借り換えで金利差による返済総額削減:約300万円
- 団信上乗せ分で返済額増:約70万円
- 実質230万円の削減+保障拡充
このように「返済負担を減らしつつ保障を厚くする」ケースもあります。
7. 借り換え時に団信を検討するポイント
- 健康状態は問題ないか?
- 今の団信より保障内容が充実するか?
- 金利削減効果と団信上乗せ分のバランスはどうか?
- 万一団信に加入できない場合の代替策はあるか?
8. まとめ
住宅ローンの借り換えをすると、団信も新たに加入し直す必要があります。健康状態によっては加入できないリスクもあるため、事前の確認が欠かせません。
- 団信は借り換え時に再加入が必要
- 健康状態の告知が改めて必要になる
- 持病がある人はワイド団信やフラット35を検討
- 借り換えを機に保障内容を充実させる選択肢もあり
💡 重要なポイント
借り換えは「金利を下げる」だけでなく「団信を見直すチャンス」でもあります。返済負担と保障のバランスを考えた判断が大切です。